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冬本番は目前

syottl 北国や山沿いでは初雪が舞い始めるころです。一方で、この時季は、移動性高気圧に覆われると平野部では暖かくなることも多く、この頃の晴れた日を小春日和と言います。
しかしながら、北風は日増しに冷たくなり、冬本番は目前に迫っています。
「小雪」は次の「大雪」までの間の11月22日から12月6日頃までの期間です。

skehai yu 小春日和:晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われる暖かい日のことです。それだけ春を思わせる気候になる日があるのです。
小春がつく言葉は冬の季語です。

■七十二候の区分

ssyokou yuyokou 虹蔵不見(にじかくれて、みえず) 11月22日から11月26日頃まで。  日差しが弱くなり、空気が乾燥するこの時季は、にじが出る条件がまるでないということを表しています。
sjikou yujikou 朔風払葉(きたかぜ、きのはをはらう) 11月27日から12月1頃まで。  少しずつ強さを増してきた北風が、赤や黄色に染まった木の葉を吹き飛ばす時候で、色を失った景色は寒々しく感じられます。
smatukou yumakkou 橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) 12月2日から12月6日頃まで。 橘の実が黄色くい露髄手いる。古来日本では橘とはミカン類の総称でした。橘の葉は常緑樹でいつも変わらないことから永遠を表すものとされています。

■旬のもの

 

syokuzai

kouika 甲いか: 体の中に石灰質の甲を持っているためこの名前になったそうです。夏に深場で成長した甲いかが、岸に近寄ってくるのがこの時季です。「スミイカ」とか「ハリイカ」と呼ぶ地方もあります。
kinki きんき: 「きんき」は関東の呼び名であり、北海道では「メンメ」、和名は「キチジ」となります。
冬になると脂がのった白身が味わえます。新鮮なものは刺身で、煮付けや焼き物も定番の食べ方です。
kinme 金目鯛: 目が金色で体が鯛のように赤いので金目鯛という名がついたが、実は鯛の仲間ではありません。
張りがあり、白目が澄んでいるものは鮮度が高いと言われます。
kuwai くわい: 畑先のとがった芽を、「芽が出る」と見立てた縁起物として、おせち料理などに珍重されています。
中国から伝来したもので、日本産のものは青いので「青くわい」と呼ばれます。
renkon レンコン: ハスの肥大した根茎部分がレンコンで、沼地など水の中で栽培されます。根は直接空気を取り込めないので、穴から取り込みます。
この穴は「見通しが良い」「先が見える」という意味があります。
kyabetu きゃべつ: きゃべつは常に季節に合わせた品種が出回っている野菜でもあります。
remon レモン: 酸っぱい果実の代表格で、ビタミンCや「クエン酸」が豊富に含まれていて、酸味を生かしたデザートに使用されます。レモンの香りにはアロマテラピー効果があります。
mikan みかん: 日本原産で、欧米でも「Mikan」と呼ばれます。寒い季節の大切なビタミン源とされています。

syacho

osidori おしどり: オスが橙色の大きなイチョウ羽を持った美しいカモ類です。北海道などで繁殖して、冬になると南下して越冬します。
卵が孵るまでオスがメスに寄り添う生態から仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」と呼ばれます。
kawasemi かわせみ: コバルト色の背と橙色の腹が美しい、くちばしの大きな水鳥です。水辺に生息し、単独またはつがいで見られます。エサは主に魚です。埼玉県日高市の市鳥とされています。近所を流れる川にも多く生息しています。
fukurou ふくろう: 九州より北の平地から山地の林に生息し、社寺の森や大木の空洞などに巣を作ります。
ネズミが主食ですが、昆虫や小動物なども食べます。

skusa

tachibana 橘: 古くから日本で自生している日本固有の柑橘類。古くから「永遠」に例えられ、不老不死の力を持っているといわれた。その実や花などは家紋などに用いられる。
senhana 千両: 夏に小花を咲かせ、冬に実が赤く色づく。万両と似ているが、実が葉の上になるのが千両です。
manhana 万両: 葉の下にぶら下がるように実をつけるのが万両です。染料と共におめでたい席に用いられます。

sgyouji

niiname 新嘗祭(にいなめさい):11月23日は「勤労感謝の日」。明治6年に、農作物の収穫を祝うために祝日が設けられたのが「勤労感謝の日」の起こりです。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として制定され、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう祝日になりました。そして勤労感謝の起こりは、旧暦11月の第2卯の日(新暦12月中旬ごろ)に行われていた「新嘗祭」です。「新嘗祭」は、新穀を神様に捧げ、その年の収穫に感謝する儀式です。昔は、穀物を献納し、神様に新米を供えて初めて、人も新米を食べることができたのです。
今でも、皇室では、宮中祭祀の中の最も重要なものとされており、天皇陛下が、神嘉殿(しんかでん)において新穀を皇祖はじめ神々に供え、神恩を感謝された後、陛下自らも召し上がる儀式が執り行われています。

冬がいっそう深まる時期です

syousetu今日11月22日から新しい季節に入ります。一年間を24等分した二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「寒さが増し、雨がそろそろ雪に変わり始め、冬がいっそう深まる、とはいえ冬本番にはまだ及ばず、平地に雪が降り積もるのもう少し先、という時期です」。2022年は11月22日から12月6日ごろまでを「小雪」といいます。 そして七十二候ではこの間をさらに「初候」、「次候」そして「末候」の3つに分けます。

syokou ■初候:虹蔵不見(にじ、かくれてみえず) -11月22日から26日頃まで。 空気が乾燥し、日差しが弱くなると虹があまり見えなくなる。北陸では「冬季雷」という雲が増えてきます。
jikou ■次候:朔風払葉(きたかぜ、このはをちらす) -11月27日から12月1日頃まで。 冷たい風が吹いて木の葉が払い落とされ、落ち葉が積もるころ。「朔風」とは木枯らしのことを言います。
makkou ■末候:橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) -12月2日から6日頃まで。 日本に自生する唯一の柑橘。葉は周年青々としているが、このころになると実が黄色く色づき始めます。

■ 旬のもの

daikon ■野菜1 大根
冬大根はじんわりとした甘みが魅力です。おでん、風呂ふき大根、漬物を仕込むのも冬が最適だそうです。大根の産地である静岡県三島では、この時期には大根星野櫓が建ちます。
hakusai ■野菜2 白菜
秋鍋料理、煮物、漬け物に大活躍です。11月以降、霜に当たった白菜は甘みが増すといわれます。
kani ■魚 かに
寒い時期にぴったりな蟹すき鍋。蟹の種類は、タンパクで食べごたえのあるタラバガニが向いています。うま味をじっくり味わうにはズワイガニが向いています。
mikan ■果物 みかん
ビタミンC以外にも多くの栄養素が含まれ、骨粗しょう症の予防に効果的です。冬はこたつに入りながら蜜柑を食べるというスタイルが定着していますが、食べ過ぎると身体が冷えてしまい逆効果です。
senryo ■花1 千両
夏に小花を咲かせ、冬に実が赤く色づく。万両と似ているが、実が葉の上になるのが千両です。
manryo ■花2 万両
葉の下にぶら下がるように実を付けるのが万両です。千両とともにおめでたい席に用いられます。
kawasemi ■鳥 カワセミ
「清流の宝石」と呼ばれるほど美しい野鳥です。繁殖期にはオスがメスにエサをささげる姿も見られます。 我が家の近くを流れる川にもカワセミの姿を見ることができます。
niiname ■行事 新嘗祭
新嘗祭は宮中儀式のひとつで、1年間の五穀豊穣(当時主食とされていた5つの穀物(米・麦・粟・豆・黍)を神様に感謝するという意味があります。その昔日本は農業国家だったため、一年間の収穫量はそのまま国の蓄えに直結していました。そのため一年間の収穫に感謝する儀式はとても重要視されていたのです。新嘗祭は毎年11月23日に行われます。11月23日というと、現在は「勤労感謝の日」という祝日になっています。 戦後になって新嘗祭は天皇行事から外され「勤労感謝の日」に改められたのでこの2つの行事は深い関係があるのです。 新嘗祭は宮中祭祀ではありますが今では全国各地の神社で収穫祭が催されるようになりました。 農業国家であった日本が五穀豊穣を感謝したのと同じで、現代になっても仕事の成果に感謝をするという形で歴史が続いているのです。

小春日和と呼ばれることも

syottl 北国や山沿いでは初雪が舞い始めるころです。一方で、この時季は、移動性高気圧に覆われると平野部では暖かくなることも多く、この頃の晴れた日を小春日和と言います。 しかしながら、北風は日増しに冷たくなり、冬本番は目前に迫っています。「小雪」は次の「大雪」までの間の11月22日から12月6日頃までの期間です。

skehai kehai 小春日和:晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われる暖かい日のことです。それだけ春を思わせる気候になる日があるのです。 小春がつく言葉は冬の季語です。

■七十二候の区分

ssyokou syokous 虹蔵不見(にじかくれて、みえず) 11月22日から11月26日頃まで。  日差しが弱くなり、空気が乾燥するこの時季は、にじが出る条件がまるでないということを表しています。
sjikou jikous 朔風払葉(きたかぜ、きのはをはらう) 11月27日から12月1頃まで。  少しずつ強さを増してきた北風が、赤や黄色に染まった木の葉を吹き飛ばす時候で、色を失った景色は寒々しく感じられます。
smatukou makkous 橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) 12月2日から12月6日頃まで。 橘の実が黄色くい露髄手いる。古来日本では橘とはミカン類の総称でした。橘の葉は常緑樹でいつも変わらないことから永遠を表すものとされています。

■旬のもの

syokuzai

kouika 甲いか: 体の中に石灰質の甲を持っているためこの名前になったそうです。夏に深場で成長した甲いかが、岸に近寄ってくるのがこの時季です。「スミイカ」とか「ハリイカ」と呼ぶ地方もあります。
kinki きんき: 「きんき」は関東の呼び名であり、北海道では「メンメ」、和名は「キチジ」となります。 冬になると脂がのった白身が味わえます。新鮮なものは刺身で、煮付けや焼き物も定番の食べ方です。
kinme 金目鯛: 目が金色で体が鯛のように赤いので金目鯛という名がついたが、実は鯛の仲間ではありません。 張りがあり、白目が澄んでいるものは鮮度が高いと言われます。
kuwai くわい: 畑先のとがった芽を、「芽が出る」と見立てた縁起物として、おせち料理などに珍重されています。 中国から伝来したもので、日本産のものは青いので「青くわい」と呼ばれます。
renkon レンコン: ハスの肥大した根茎部分がレンコンで、沼地など水の中で栽培されます。根は直接空気を取り込めないので、穴から取り込みます。 この穴は「見通しが良い」「先が見える」という意味があります。
kyabetu きゃべつ: きゃべつは常に季節に合わせた品種が出回っている野菜でもあります。
remon レモン: 酸っぱい果実の代表格で、ビタミンCや「クエン酸」が豊富に含まれていて、酸味を生かしたデザートに使用されます。レモンの香りにはアロマテラピー効果があります。
mikan みかん: 日本原産で、欧米でも「Mikan」と呼ばれます。寒い季節の大切なビタミン源とされています。

mikaku

buridai ぶり大根: ぶり大根のレシピの1例を紹介します。

ぶり大根の材料(2人分)

ぶりのあら … 500g
大根 … 500g
ゆず(あれば)… 少々
水 … 400ml
酒 … 100ml
濃口醤油 … 大さじ3(45mlほど)
砂糖 … 大さじ2

●ぶり大根のレシピのポイント

家庭的な料理ともいえるぶり大根のレシピですが、はじめにポイントをまとめると、

① ぶりはあらを用意して下処理(塩をする&霜降りをする)をきちんと行う
魚臭くないぶり大根を作るには、ぶりのあらの下処理がいちばん大切です。はじめにあらをバットなどに並べ、全体に塩(塩小さじ1/2ほど)をふって、15分おきます。あらをボウルに移して熱湯をまわしかけ、箸でひと混ぜしたらすぐに水を流し入れて冷まします。
そのボウルの中で、皮のぬめりや残ったウロコ、血合いの汚れなどを両手でごしごしと洗い落します。この工程は必須作業。洗った後は水気を切っておきます。
② 大根は下ゆでせずに、生のままぶりのあらと煮始める
大きめの鍋を用意し、下に大根、上にぶりのあらをのせ、『水と酒』を加えます。
酒が少し多いと思うかもしれませんが、酒が入ることであらの臭みを取りつつ、味に深みを出してくれます。 この状態で火にかけます。
強火にかけて煮汁が沸いてくると、あらからたくさんのアクが出てきます。 アクをしっかり取り除いてから、落し蓋をして中火くらいの煮汁がぐつぐつ煮立つ火加減を保って15〜20分炊きます。
③ 大根に火が通ってから、砂糖→醤油の順番に調味料を入れ、最後に煮汁を味濃く煮詰める。
15〜20分炊いたあとに、一度竹串などを使って大根に火が通っているかを確認して、火が通っていれば調味料を加えます。
まずはじめに加えるのは砂糖。砂糖を全体にまんべんなくふり入れ、鍋を動かして煮汁をいきわたらせて砂糖を溶かします。 砂糖を加えた後は、再び落し蓋をして、中火のまま5分煮込みます。
次に濃口醤油を加えます。濃口醤油を加えたら、砂糖の時と同じように鍋を動かして煮汁にしっかりと混ぜ合わせます。 そして落し蓋をしたまま中火で5分炊きます。
5分経ったら落し蓋をはずし、火加減はそのまま、時折鍋を動かして煮汁をさらに5分ほど煮詰めて味濃くしあげましょう!
この3点です。

syacho

osidori おしどり: オスが橙色の大きなイチョウ羽を持った美しいカモ類です。北海道などで繁殖して、冬になると南下して越冬します。 卵が孵るまでオスがメスに寄り添う生態から仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」と呼ばれます。
kawasemi かわせみ: コバルト色の背と橙色の腹が美しい、くちばしの大きな水鳥です。水辺に生息し、単独またはつがいで見られます。エサは主に魚です。埼玉県日高市の市鳥とされています。近所を流れる川にも多く生息しています。
fukurou ふくろう: 九州より北の平地から山地の林に生息し、社寺の森や大木の空洞などに巣を作ります。 ネズミが主食ですが、昆虫や小動物なども食べます。

skusa

tachi 橘: 古くから日本で自生している日本固有の柑橘類。古くから「永遠」に例えられ、不老不死の力を持っているといわれた。その実や花などは家紋などに用いられる。
senhana 千両: 夏に小花を咲かせ、冬に実が赤く色づく。万両と似ているが、実が葉の上になるのが千両です。
manhana 万両: 葉の下にぶら下がるように実をつけるのが万両です。染料と共におめでたい席に用いられます。

sgyouji

niiname 新嘗祭(にいなめさい):11月23日は「勤労感謝の日」。明治6年に、農作物の収穫を祝うために祝日が設けられたのが「勤労感謝の日」の起こりです。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として制定され、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう祝日になりました。そして勤労感謝の起こりは、旧暦11月の第2卯の日(新暦12月中旬ごろ)に行われていた「新嘗祭」です。「新嘗祭」は、新穀を神様に捧げ、その年の収穫に感謝する儀式です。昔は、穀物を献納し、神様に新米を供えて初めて、人も新米を食べることができたのです。 今でも、皇室では、宮中祭祀の中の最も重要なものとされており、天皇陛下が、神嘉殿(しんかでん)において新穀を皇祖はじめ神々に供え、神恩を感謝された後、陛下自らも召し上がる儀式が執り行われています。

冬本番は目前です

syottl 北国や山沿いでは初雪が舞い始めるころです。一方で、この時季は、移動性高気圧に覆われると平野部では暖かくなることも多く、この頃の晴れた日を小春日和と言います。
しかしながら、北風は日増しに冷たくなり、冬本番は目前に迫っています。
「小雪」は次の「大雪」までの間の11月22日から12月6日頃までの期間です。

skehai kehai 小春日和:晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われる暖かい日のことです。それだけ春を思わせる気候になる日があるのです。
小春がつく言葉は冬の季語です。

■七十二候の区分

ssyokou syokous 虹蔵不見(にじかくれて、みえず) 11月22日から11月26日頃まで。  日差しが弱くなり、空気が乾燥するこの時季は、にじが出る条件がまるでないということを表しています。
sjikou jikous 朔風払葉(きたかぜ、きのはをはらう) 11月27日から12月1日頃まで。  少しずつ強さを増してきた北風が、赤や黄色に染まった木の葉を吹き飛ばす時候で、色を失った景色は寒々しく感じられます。
smatukou makkous 橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) 12月2日から12月6日頃まで。 橘の実が黄色くい露髄手いる。古来日本では橘とはミカン類の総称でした。橘の葉は常緑樹でいつも変わらないことから永遠を表すものとされています。

■旬のもの

syokuzai

kouika 甲いか: 体の中に石灰質の甲を持っているためこの名前になったそうです。夏に深場で成長した甲いかが、岸に近寄ってくるのがこの時季です。「スミイカ」とか「ハリイカ」と呼ぶ地方もあります。
kinki きんき: 「きんき」は関東の呼び名であり、北海道では「メンメ」、和名は「キチジ」となります。
冬になると脂がのった白身が味わえます。新鮮なものは刺身で、煮付けや焼き物も定番の食べ方です。
kinme 金目鯛: 目が金色で体が鯛のように赤いので金目鯛という名がついたが、実は鯛の仲間ではありません。
張りがあり、白目が澄んでいるものは鮮度が高いと言われます。
kuwai くわい: 畑先のとがった芽を、「芽が出る」と見立てた縁起物として、おせち料理などに珍重されています。
中国から伝来したもので、日本産のものは青いので「青くわい」と呼ばれます。
renkon レンコン: ハスの肥大した根茎部分がレンコンで、沼地など水の中で栽培されます。根は直接空気を取り込めないので、穴から取り込みます。
この穴は「見通しが良い」「先が見える」という意味があります。
kyabetu きゃべつ: きゃべつは常に季節に合わせた品種が出回っている野菜でもあります。
remon レモン: 酸っぱい果実の代表格で、ビタミンCや「クエン酸」が豊富に含まれていて、酸味を生かしたデザートに使用されます。レモンの香りにはアロマテラピー効果があります。
mikan みかん: 日本原産で、欧米でも「Mikan」と呼ばれます。寒い季節の大切なビタミン源とされています。

syacho

osidori おしどり: オスが橙色の大きなイチョウ羽を持った美しいカモ類です。北海道などで繁殖して、冬になると南下して越冬します。
卵が孵るまでオスがメスに寄り添う生態から仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」と呼ばれます。
kawasemi かわせみ: コバルト色の背と橙色の腹が美しい、くちばしの大きな水鳥です。水辺に生息し、単独またはつがいで見られます。エサは主に魚です。埼玉県日高市の市鳥とされています。近所を流れる川にも多く生息しています。
fukurou ふくろう: 九州より北の平地から山地の林に生息し、社寺の森や大木の空洞などに巣を作ります。
ネズミが主食ですが、昆虫や小動物なども食べます。

skusa

tachi 橘: 古くから日本で自生している日本固有の柑橘類。古くから「永遠」に例えられ、不老不死の力を持っているといわれた。その実や花などは家紋などに用いられる。
senhana 千両: 夏に小花を咲かせ、冬に実が赤く色づく。万両と似ているが、実が葉の上になるのが千両です。
manhana 万両: 葉の下にぶら下がるように実をつけるのが万両です。染料と共におめでたい席に用いられます。

sgyouji

niiname 新嘗祭(にいなめさい):11月23日は「勤労感謝の日」。明治6年に、農作物の収穫を祝うために祝日が設けられたのが「勤労感謝の日」の起こりです。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として制定され、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう祝日になりました。そして勤労感謝の起こりは、旧暦11月の第2卯の日(新暦12月中旬ごろ)に行われていた「新嘗祭」です。「新嘗祭」は、新穀を神様に捧げ、その年の収穫に感謝する儀式です。昔は、穀物を献納し、神様に新米を供えて初めて、人も新米を食べることができたのです。
今でも、皇室では、宮中祭祀の中の最も重要なものとされており、天皇陛下が、神嘉殿(しんかでん)において新穀を皇祖はじめ神々に供え、神恩を感謝された後、陛下自らも召し上がる儀式が執り行われています。

冬本番が近い

yuttl 雪の字がついている節季ですが、この時季に雪が降るのは北日本と山沿いの地方だけのようです。まだ雪が少ないことから小雪と言われています。しかしながら、北風は日増し冷たくなり、冬本番はもう目前にまで迫ってきています。「小雪」は次の「大雪」までの間の11月22日から12月6日頃までの期間です。

skehai yukehai 小春日和:晩秋から初冬にかけて、移動性高気圧に覆われる暖かい日のことです。それだけ春を思わせる気候になる日があります。「小春空」など、小春がつく言葉は冬の季語です。

■七十二候の区分

syokou yusyokou 虹蔵不見(にじ、かくれてみえず) 11月22日から11月26日頃まで。 空気が乾燥し、日差しが弱くなると虹があまり見えなくなる。北陸では「冬季雷」という雷が増えてきます。
sjikou yujikou 朔風払葉(きたかぜ、きのはをはらう) 11月27日から12月1日頃まで。 冷たい風が吹いて木の葉が払い落とされ、落ち葉が積もるころ。「朔」とは北という意味があり「朔風」は木枯らしのことです。
smakkou yumakkou 橘始黄(たちばな、はじめてきばむ) 12月2日から12月6日頃まで。 橘は日本に自生する唯一の柑橘。葉は周年青々としているが、このころになると実が黄色く色づき始め、鮮やかな色合いになります。

■旬のもの

syokuzai

kuwai くわい: 先のとがった芽を、「芽が出る」と見立てた縁起物として、おせち料理などに珍重される野菜。関東地方では、おろし揚げで食べることもあります。
renkon れんこん: ハスの肥大した根茎部分がれんこんで、沼地など、水の中で栽培されます。根は直接空気を取り込めないので、穴から取り込みます。この穴は「見通しがよい」「先が見える」という開運の意味があります。
kyabetu きゃべつ: 冬きゃべつは寒玉といわれ、扁平で葉と葉の間に隙間がなく、玉で固くしまっています。加熱してもすぐに崩れず甘みが増すので、煮込み料理や炒め物に向きます。
kouikai こういか: 体の中に石灰質の甲を持っているため「甲いか」と呼ばれます。墨を多く持つのでスミイカ、甲の部分にトゲがあるためハリイカと呼ぶ地方もあります。夏に深場で成長したこういかが、岸に近寄ってくるのがこの時季です。
きんき: きんきは関東での呼び名で、北海道ではメンメ、和名はキチジとなります。冬になると脂がのった白身が味わえます。煮付けや焼き物が定番です。
金目鯛: 目が金色で身体が鯛のように赤いことから金目鯛という名前が付きましたが、実は鯛の仲間ではないのです。張りがあり、白目が澄んでいるものは鮮度が高い。
buri 寒ブリ: 脂がのった寒ブリは格別。関西では縁起がよい出世魚ということでおせち料理にも用いられます。

smikaku

buridai ぶり大根の作り方:
■材料(2人分)ぶり(切り身)    2切れ大根    1/4本大根の葉    1/2本分ゆず(皮)    少々醤油    おおさじ2
みりん    おおさじ2
■つくり方
(1)ぶりはひと口大に切ってざるに入れ、熱湯をかけて臭みを抜く。
(2)大根は皮をむき、厚めの半月切りにし、面取りする。
(3)大根の葉は塩少々(分量外)を加えた熱湯でさっとゆで、水気を絞り、4~5cm長さに切る。
(4)鍋に(1)、(2)、醤油・みりん、ひたひたの水を入れ、落とし蓋をして弱火でじっくりと煮る。
(5)(3)を加えてひと煮し、器に盛りつけ、細切りしたゆずの皮を天盛りする。
■チェックポイント
皮付近は縦に繊維が通っていて、加熱してもその部分だけが筋っぽくなってしまうので、皮は厚くむく。大根によっても違うが、厚さは3~4mmくらいが目安。むいた皮はきんぴらなどにして使い回すとよい。

syachou

osidori おしどり: オスが橙色の大きなイチョウ羽を持った美しいカモ類。北海道などで繁殖し、冬になると南下して越冬します。卵が孵るまでオスがメスに寄り添う生態から、仲の良い夫婦が「おしどり夫婦」と呼ばれることはよく知られています。
kawasemi かわせみ: 「清流の宝石」と呼ばれるほど美しい野鳥。繁殖期にはオスがメスにエサをささげる姿も見られます。

skusa

tachibana 橘: 古くから日本で自生している4日本固有の柑橘類です。「永遠」に例えられ、不老不死の力を持っているといわれます。その実や花などは家紋などに餅られます。
kangiku 寒菊: 低温短日の条件で花芽ができます。花は小綸、中輪で濃いい色が多い。そのため花や緑が少ない冬を彩る花として大切になれました。

sgyouji

kotatu こたつ開き:朝晩を中心に気温が下がって、炬燵(こたつ)や温かい料理が欲しくなる季節となってきました。さて、江戸時代には炬燵を出す日が決まってたらしいです。その日を「こたつ開きの日」といって、武士の家では旧暦の10月の最初の亥の日、庶民は2回目の亥の日だったそうです。亥は火事を防ぐとされていて、この日に火鉢や囲炉裏に初めて火をいれたそうです。近年はこたつを使い始めるのは「最低気温が10度以下、最高気温が15度以下の状態が3日以上続くとき」なんていう目安がありますが・・・。
oseibo お歳暮:「歳暮」というのは元々は「年末」という時期のことを指す言葉でした。昔の日本では、この時期にお祭りで神様への供物を準備していたため、時期そのものを指す言葉と「品物を用意する」という風習が合わさって起源となったといわれています。その後、年末にお世話になった人への挨拶回りと結び付いて、現在のお歳暮の形になったと考えられます。
お歳暮のあり方も、時とともに刻々と変化しています。相手の年代や考え方にも配慮して、失礼のない挨拶をするよう心掛けたいものです。なお、お中元もお歳暮と同じく、お世話になった人への季節の贈り物ですが、こちらは年末に贈るお歳暮とは異なり、夏に贈る物です。
お中元を贈った人にはお歳暮も贈るというのがマナーですから、お中元だけを贈ることがないようにしましょう。お中元よりもお歳暮のほうが、より重要な行事ですので、もしも金銭的な理由などから両方贈ることができない場合は、お歳暮のみを贈るようにしてください。
元々お歳暮は、12月13日から20日までのあいだに贈るものとされていましたが、現在では日付けが前倒しになる傾向が強まり、11月下旬頃に贈ることも珍しくなくなりました。また、どちらかというと、関西よりも関東のほうが早めに贈る傾向があります。
なお、20日に間に合わない場合でも、年内に届けばお歳暮として贈れます。それにも間に合わなかった場合は、関東では1月7日、関西では15日までに「お年賀」として渡すことになります。

 

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