2016年07月 アーカイブ

梨を食べますか?

Ⅰ.梨の歴史
日本人の梨の利用は弥生時代まで遡ります。静岡市の登呂遺跡から食用とみられる梨の炭化種子が見つかっています。
「日本書紀」で693年に梨の栽培を勧めたという記述があります。
江戸時代になると「諸国物産帳」には100を超える品種が記載されているそうです。

明治時代から1970年全般までは「長十郎」と「二十世紀」の2品種が全体の約6割を占めていたそうです。
そして昭和34年と昭和47年に登場した「幸水」と「豊水」の2品種で全体の3分の2を占めるようになったそうです。

現在では各県の研究機関や大学などが開発したいわゆる地域特定のブランド品種も出てきました。

Ⅱ.青梨と赤梨
皮が淡黄緑色のものを青梨、黄褐色のものを赤梨と呼びます。
赤梨はザラザラとした感触のコルク層が果実全面に張ったしているのに対して、青梨はその発達が不十分なのです。
食味、食感、耐病性に根本的な違いはないそうです。

Ⅲ.地域ブランドの品種
2000年以降出願公表された主な品種は、北は新潟から南は大分までの11県で17種類もあります。
2015年の収穫量は千葉県・茨城県が多く、栃木・福島・鳥取・長野・新潟・埼玉・福岡・大分と続きます。

鳥取県では他の県よりも多い4種類のブランド品種を出願しています。

akikansen natusayaka
natuhime sinkansen

写真左上から時計回りに、「秋甘泉」・「夏さやか」・「新甘泉」・「なつひめ」という品種の梨です。

【出典】毎日夫人8月号特集「梨新時代」を要約しました。

スッキリしない天気が続きますね

  1. 昨日・今日と幾分涼しい気温です。
    私用で24日は不在でブログの更新ができませんでした。今日も不在の予定でしたが、思ったよりも早く帰宅できたのでブログの更新をしましょう。

月曜日なので毎日新聞の「週刊漢字」掲載の日です。

早速ですがチャレンジしてください。今日のお題は東京の地名の読み方とどこにある地名かを問うものです。それほど難しくはないと思います。

御徒町

葛飾区新宿

角筈

答は次で。

(さらに…)

天神祭が行われます

暦の上では今日7月23日から二十四節気の「大暑」の時期に入ります。
うだるような暑さが続くころです。昔の人は軒先に風鈴を下げて音で涼を感じていたそうです(今ではクーラーの風で涼を味わっていますが)。
窓に葦簀をかけて日射しを避け、夜には川に船を浮かべて風に当たるなど、自然の中に涼を見つける納涼文化がありました。
土用ウナギなどの食養生も、猛暑を乗り切るための習わしだったそうです。

さて、七十二候では「大暑」を3つに分けています。
①初候:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)-桐の卵形の実がなり始めるころ。7月23日~28日。

kirihana
②次候:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)-土がしめって蒸し暑くなるころ。7月29日~8月2日。
midori
③末候:大雨時行(たいうときどきふる)-時として大雨が降るころ。8月3日~6日。
nyudoukumo

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この時期の食材には次のようなものがあります。
イサキ、スズキ、ウニ、ウナギ、大葉、枝豆、スイカ

isaki suzuki
uni unagi
ooba edamame

suica
枝豆は晩酌の際にお世話になっている食材です。その他のものはなかなかお目に掛かりません。

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生き物ではカブトムシとアブラゼミが代表的な存在です。

kabutomusi aburazemi

昔は子ども達がよく捕りに行ったものです。
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天神祭りに代表されます。天神祭(てんじんまつり、てんじんさい)は、日本各地の天満宮(天神社)で催される祭りで、祭神の菅原道真の命日にちなんだ縁日で25日前後に行われます。大阪天満宮を中心として大阪市で行われる天神祭が有名なのだそうです。

大阪天神祭について、「 大阪天満宮 」のホームページには次のように紹介されています。詳しいことはホームページをご覧ください。

日本三大祭の一つ。また、生國魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と共に大阪三大夏祭りの一つ。期間は6月下旬吉日 – 7月25日の約1か月間に亘り諸行事が行われる。24日宵宮、25日本宮。特に、25日の本宮の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御(ふなとぎょ)が行われ、奉納花火があがる。大川に映る篝火や提灯灯り、花火などの華麗な姿より火と水の祭典とも呼ばれている。他に鉾流神事(ほこながししんじ)、陸渡御(りくとぎょ)などの神事が行われる。

tenjinmaturi

最近下駄を履いたことありますか?

革靴、スニーカー、サンダルあるいは草履などを履く機会は多いのですが、下駄を履く機会はほとんどありません。
そういえばオッサンも最近は下駄を履いた記憶もありません。当然靴箱の中にも下駄の姿はありません。
浴衣や和服姿になると下駄は欠かせないのですが、和服姿になることがほとんどありませんネ。

今日7月22日は「下駄の日」なのです。7は下駄の寸法を表わすのに「七寸七分」というように7がよく使われるから、そして下駄の跡が「二二」に見えることから22を、つまり7月22日を「下駄の日」として
全国木製はきもの業組合連合会が制定したそうです。
なお、下駄の跡が「11」に見えることから、11月11日も「下駄の日」と呼ばれています。

下駄といいますが、沢山の種類の下駄があります。次に下駄の名前をあげてみました。

足駄

山下駄

吉原下駄

ぽっくり下駄

露卯(ろぼう)

柳下駄

馬下駄

駒下駄

桐下駄

小田原下駄

外方(げほう、下方とも書く)下駄

助六下駄

右近下駄

日和下駄

利久下駄

吾妻下駄

鉄下駄

高下駄

厚歯

田下駄

一本歯

玉下駄、蓬莱下駄

下駄スケート

八ツ割(ヤツワリ)

24種類の名前を羅列しましたが、知っている下駄の名前は幾つくらいありましたか?

gebou kirigeta
komageta pokkuri
ukongeta umageta
yamasitada yanagi


下駄の写真を8点提示しましたが、どの写真がなんと言う名前の下駄かわかりますか?
答は提示しませんので、暇なときに調べてください。

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